本記事は、「 Smarter Together時代の新たな購買課題 (英語)」を元に作成した記事です。

総合コンサルティング会社のアクセンチュア(Accenture PLC)によると、COVID-19が流行する前の2019年に、テクノロジーを積極的に導入した企業は導入に消極的な企業に比べて2倍速く成長していました。

当社の最新調査結果で、デジタルトランスフォーメーションの推進(英語)ではテクノロジーへの投資を強化している企業は、投資が遅れている企業に比べると、5倍速く成長していることが分かりました。

テクノロジー・リープフロガーとは?

アクセンチュアの最新調査では、「リープフロガー」と呼ばれる新たな組織について紹介しています。

この組織は、過去の業績の限界を超えることができ、テクノロジー導入が出遅れた企業よりも4倍速く成長しています。同時に同業他社を追い抜き、リーダー企業に肩を並べています。リープフロガーの優れた2つの特性についてみていきましょう。

1つ目は、コアの業務プロセスに対して俊敏性と拡張性を十分に兼ね備えたクラウドプラットフォームを採用し、移行するために十分な投資を行っていることです。

2つ目は、IT予算の配分を、運用からイノベーションにシフトし、ソフトウェア開発のサイクルを高速化することで、ビジネスプロセスの変更、新機能の構築を実現していることです。

Coupaのホワイトペーパー、CPO Rising 2021_購買とCPOの現状を読んで、購買・調達のトレンドについて業界全体の総合的な見解を読み解きましょう。

 

今後、イノベーションがより重要に

企業がイノベーションのトレンドをビジネスに取り込む上で、購買責任者はIT部門と連携し、単なるオペレーションからイノベーションへの変革を共に促進していく必要があります。

社内のIT部門やステークホルダー、また外部のビジネスパートナーと協力して、ポスト・パンデミックの世界で成長するために必要なイノベーションを推進していくことが、購買・調達部門においても重要な取り組みと認識されています。

アクセンチュアによると「経営者は、より早いスピードで革新的なテクノロジーを導入し、短い期間で再投資する傾向がありIT予算をイノベーションに注力している」と述べています。

 

新たな優先事項を認識することで、ビジネスチャンスを確保

2021年、購買責任者の60%は、C-Suite (企業の経営を司る役職)とのエンゲージメントが大幅に高まったと報告した。

しかし、「ビジネスチャンス」が維持できるとは限りません。パンデミック後の未来を考えた時に、イノベーションの推進と環境・社会・ガバナンス(ESG問題への取り組みが、購買責任者の直面する課題の上位となっています。

これらの優先課題は、マージン、リスク、俊敏性など長年にわたる購買・調達部門の懸念事項に追加して、解決していく必要があります。
 

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