本記事は「サプライチェーンと調達が連携し、利益と経営目的の両立を目指す」を元に作成した記事です。
企業がサプライチェーンの強化を図る上で、収益性を重視し、その他の選択肢を維持することが重要です。同時に、規制環境の変化や主権的サプライチェーンの高まり、さらには消費者やステークホルダーからの圧力の高まりにより、環境・社会・ガバナンス(ESG)対応は経営者にとって最優先事項になっています。
効果的なESG活動を展開するのは社会の為だけでなく、適切な取り組みは企業にも利益をもたらします。
Coupaは、Forrester社のGeorge Lawrie氏をゲストに招き、「利益と経営目的の両立」という一見矛盾するような目標を、組織が達成するためのアプローチについてのオンラインセミナーを開催しました。Coupaのプロダクト&セグメント・マーケティング・ディレクターであるMadhav Durbhaが司会を務め、Forrester社のGeorge Lawrie氏と共に、この切迫したテーマについて話し合いました。
Lawrie氏はウェビナーで、3つの重要な分野に注目しました。
まずは混乱と回復力、次にサプライチェーンと調達のつながり、最後は持続可能で回復力のあるサプライチェーンネットワークの構築方法についてです。ウェビナーで取り上げた一部の重要なポイントを以下で説明しています。
サプライネットワークの組織化に注目
Lawrie氏は、「利益と経営目的という2つの目標を達成するためには、調達チームとサプライチェーンチームが緊密に協力し、連携することが重要だ」と述べています。
これは過去にも実証されており、サプライヤー関係とリスクを管理するために協力し、「利益と経営目的」の目標を明確に組み込んだサプライチェーンネットワークを双方のチームが協力して設計することが、成功には不可欠になっています。
企業が利益と経営目的を両立させる方法について、詳しくはオンデマンドのウェビナー「 Balancing Profit and Purpose: How Supply Chain and Procurement Can Align for Success(利益と経営目的との両立:サプライチェーンと調達は、成功に向けてどのように連携できるのか)」をご覧ください。
サプライネットワークの組織化に注目
サプライチェーンの設計では、持続可能性と運転資本の生産性のバランスを取る必要があります。なぜなら、在庫に関連するコストは保有コストよりもはるかに大きいからです。サプライネットワークの組織化は、予測、注文、輸送業者、サプライヤーを調和させるサプライチェーンコントロールセンターを構築することで、リソース、資産、パートナーを調和させることができます。
「需要の重心は常に動いています。つまり、需要を予測し、それを満たすサプライチェーンネットワークを継続的に再設計する必要があることを意味しています」Forrester社 George Lawrie氏
サプライチェーンに関連する平均炭素排出量は、企業による直接排出量と比較して11.4倍なので、二酸化炭素排出量の削減を効率的に達成するには、サプライチェーンの設計が重要です。
そのため、「低コストの」サプライヤーに注目する従来の(時代遅れの)アプローチではなく、持続可能なサプライヤーのネットワーク構築に注目する時期に来ています。
Coupaが、なせ継続的なサプライチェーンデザインのグローバルリーダーであるのか、詳しくはこちらのレポートをご覧ください。
人工知能(AI)が有効活用
AIは需要動向を正確に判断し作業を自動化、対応に優先順位を付け、最適な意思決定をすることで、調達やサプライチェーンのリーダーを支援し、サプライヤーの価値管理を変革することができます。最高調達責任者(CPO)や最高サプライチェーン責任者(CSCO)は、AIや新しいサプライチェーン設計ツールのような新たなテクノロジーを活用するために、自社の文化やプロセスを進化させていく必要があります。
企業が経営目的と利益を両立させる方法について、詳しくはオンデマンドセミナーをご覧ください。